IRインフラの老舗「TAKARA & COMPANY」、WizLaboやサイマル統合で更なる成長を狙う

上場企業のディスクロージャー(開示)を支える市場は、プロネクサスとTAKARA & COMPANY(旧・宝印刷、以下TAKARA)の2社が牛耳っています。今回取り上げるTAKARAにも創業70年以上の歴史があり、上場企業の開示書類作成、印刷支援によって日本のIRインフラの一翼を担ってきました。
しかし直近において、開示業務のデジタル化、ESG・グローバル対応といった環境変化が押し寄せています。2019年に持株会社へ移行し社名を変更した同社も、印刷に留まらない総合開示支援グループとして事業領域を拡大。本記事では、そんなTAKARAの戦略について紹介します。